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Channel: スポーツナビ+ タグ:イグノ
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2011/12/3 ガンバvsエスパルス

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リーグ最終節。ラフィーニャは出場停止、川西は負傷。イグノの相方には平井を抜擢し挑んだ。立ち上がりからお互いぶつかり合い、ゴール前からゴール前へと攻撃的なサッカーが展開された。先制点はエスパルス。前半9分、自分たちの左サイドを高原のボールキープから崩され、伊藤に頭で決められた。辻尾をフリーにし、見事なクロスを上げさせてしまった時点で勝負ありだった。早すぎる失点に焦る必要の全くなかったガンバは、ポゼッションを高め、耽々と好機を伺った。前半12分、山口の縦パスからイグノがエリア内に侵入し、最後は藤春がシュートを放つも惜しくもポストに阻まれた。同点弾とはならなかったが、ガンバのいい流れに手ごたえを感じたシーンだった。前半30分、遠藤→明神のパス交換からボールを奪われ、抜け出したアレックスと藤ヶ谷が一対一となるが、運良く相手が外してくれ、2点目を献上するには至らなかった。これをなんとか凌いだガンバ、ピンチの後にチャンスが生まれた。前半32分、ガンバのカウンター、二川からの裏へのボールに抜け出したイグノ、前へ出たGKをトラップでかわし、無人のゴールへ流し込んだ。気もちの強さと勝利への執念が伝わってくる、素晴らしいゴールだった。スコアを1-1としたガンバは、勢いに乗って前へと仕掛ける。追加点は前半39分、無理目のボールに追いついた、藤春の俊足と諦めなさで得たCK。二川のボールは密集を越えてふわりとファーへ、一番外で待っていたイグノが、頭で合わせて押し込んだ。 2-1と逆転し、ペースを掴んだまま前半を折り返した。後半開始時、先行するガンバが先に選手交代。平井に代えてスンヨンを投入、より前線に強さを求めた。相手にやや押されるも、守備陣が奮起し追加点を許さない。次の得点が大事かと思われる中、早々にスコアは動いた。後半7分、自陣左サイドでスンヨンと藤春が相手を囲みバックパスを選択させ、アバウトになったボールをイグノが奪いカウンター。持ち上がるイグノの前には広大なスペース、DF二人を引きつけてから出したパスは長い距離を走ってきた二川におさまり、GKの体勢を見切って放たれたシュートはネットを鮮やかに揺らした。イグノと二川、お互いがイメージを共有し相手の技術を信頼し合った、価値ある3点目だった。前がかりになるエスパルスに落ち着いて対処しながらも、ガンバは4点目をとりにいった。イグノ⇔スンヨンのホットラインで、惜しいシーンを何度も作った。後半36分、二川に代えて橋本を投入。最終戦に花を添えた。スコアはそのまま、3-1で試合終了。他会場では1位レイソル、2位グランパスと共に勝利し、順位は動かず。CWC出場権も得られず、3位でシーズンを終えることとなった。まず、勝てたことに安堵し、それから、じわじわとこみ上げた。実にガンバらしい試合だったなぁ…と。先制されるも想定内w、みたいな戦い方はどうかとは思うが、その慌てなさやいい意味での開き直りぶりに、特に今シーズン培ってきた、ガンバの頼もしさを感じた。藤春の、シュート意識の高さが気に入っている。 90分間あれだけ走って、運動量が落ちないところもすごいなと思う。二川は攻守に躍動していた。1点目のイグノに出したパスは、特に二川らしかった。マン・オブ・ザ・マッチはイグノ。責任感の強さに感心した。よく動き、よくボールを受けていた。終盤になっても相手の最終ラインにプレッシャーをかけ続け、勝利に大きく貢献した。自分語りになってしまうが、自分のサッカー観(みたいなもの)に一番大きな影響を与えたのは、西野監督である。ガンバのスタイル、雑誌インタビュー、ハーフタイムの指示や、試合終了後のコメント、采配等。西野監督の発する言葉に、大きく納得したり、納得できなかったり、何日も考えさせられたり、胸を打たれたりした。新スタジアムの杮落としを西野監督と共に迎えるものだと思っていたので、退任は残念でならない。その半面、ひとつのサイクルを終え、次のサイクルへ進もうとするクラブの意向もよくわかる。各紙報道にあがっているあの方が後任の監督なのかはわからないが、不安でもあり、楽しみでもある。 http://www.jsgoal.jp/result/2011/1203/20110100010720111203_detail.html

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